一覧
2件の個人情報漏えい事案が発生<近大病院>
近畿大学病院は5月13日、産婦人科において2つの個人情報漏えい事案が発生したことを明らかにした。一つは今年2月、非常勤医師が研究のため院外に持ち出していた患者データ(氏名、患者ID、年齢、診療情報)が、医師個人のパソコンから漏えいした事案。この医師はデータ持ち出しに必要な申請を行わず無断で持ち出し、研究終了後も削除していなかった。現在、対象者2,003人に対し電話で事案の説明とお詫びを行うとともに、専用のコールセンターも設けている。また今後、コンサルティング会社に調査と原因分析、改善提案を依頼する予定という。もう1件は、胎児エコー動画を患者のUSBメモリに保存するサービスにおいて、提供する動画を取り違えたというもの。動画と併せて患者の氏名、患者ID、妊娠週数、胎児の身長・体重も漏えいした。対象者は155人。録画機器の操作ミスが原因とみられており、同院では動画提供サービスを廃止した。
→ 重大なお知らせ