メニュー

商品ジャンル

一覧

血液検査でアルツハイマー病を超早期に診断<東京大>

東京大学は5月23日、血液検査で、アルツハイマー病に特徴的な脳内のアミロイドβ(Aβ)蓄積を超早期に判別する方法を開発したと発表した。研究グループは、認知症の症状がない人と軽度認知障害(MCI)相当の計474人を対象に、血液中に含まれるAβと、リン酸化タウ-217(p-tau217)の量を調べ分析。脳内でAβの蓄積が起きているか、起きていないかを推定した。その結果をアミロイドPETで確かめたところ、90%以上の精度で診断できていたという。認知症の進行を遅らせるレカネマブの投与には、アミロイドPETや脳髄液検査でAβやタウの蓄積が確認される必要があるものの、これらの検査は費用や利便性、侵襲性で課題が多い。今回の研究結果は、こうした課題を克服する可能性を示すものといえる。

広報・プレスリリース【PDF】