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HPVワクチン、積極的勧奨再開後も接種率は回復せず<阪大>
大阪大学は7月17日、HPVワクチンの生まれ年度ごとの累積接種率を公表した。「2022年度末時点の累積接種率」→「2028年度末時点の累積接種率推定値」は、▼接種世代(1994~99年度):71.96%→71.96%▼停止世代(2000~03年度):4.62%→4.62%▼個別案内世代(04~09年度):16.16%→28.83%▼積極的勧奨再開世代(10年度):2.83%→(10~12年度)43.16%となっており、積極的勧奨再開後も接種率が回復していない実態が明らかになった。集計に当たった八木麻未特任助教らの研究グループでは、「他の小児ワクチンやパンデミック下のCOVID-19ワクチンの接種率が世界的に見て高いことから、HPVワクチンだけが特異な状況にあることが改めて浮き彫りとなった」としている。
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