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AIが、胸部X線画像から肺機能を高精度で推定<大阪公立大>
大阪公立大学は7月9日、大学院医学研究科の植田大樹准教授、放射線診断学の三木幸雄教授らの研究グループが、胸部X線写真から肺機能を高精度で推定可能なAIモデルを開発したと発表した。研究グループは、国内5施設から収集した14万枚を超える胸部X線写真を用いて、ディープラーニングによるAIモデルを開発。その訓練・検証には3施設のデータを、外部テストには2施設のデータを使用した。性能評価には、肺機能検査の代表的な指標である努力性肺活量と1秒量を用い、AIモデルの推定値と実際の肺機能検査の測定値を比較しました。その結果、いずれの指標においてもAIモデルは非常に高い推定精度を示したという。研究グループでは、「検査が困難な場合や感染症流行で検査が実施できない場合の代替検査法として活用が期待される」「検査の効率化にもつながると考えられる」としている。
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