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再生医療・免疫療法などの広告を「優良誤認表示」として差止請求<消費者機構日本>
NPO法人・特定適格消費者団体「消費者機構日本」は9月10日、医療社団法人サカイクリニック62(東京都渋谷区)に対し、インターネット上の広告表示が優良誤認表示に該当するとして差止請求訴訟を提起したと発表した。差止対象は、「再生医療・免疫療法」「マクロファージ活性化療法」「エクソソーム点滴療法」など8種類の広告。同クリニック公式サイト上だけでなく、InstagramやYouTube、X(旧Twitter)などに表示される広告も含まれる。同機構ではこれら広告が、景品表示法の優良誤認表示(商品の品質や性能などについて事実と異なる広告表示を行うこと)に該当し、特に再生医療・免疫療法の広告を問題視しているという。同機構によると、再生医療・免疫療法の広告について優良誤認表示を問う裁判は、「おそらく日本で初めて」。なお特定適格消費者団体とは、多数の消費者に共通して生じた財産的被害について、被害回復裁判手続を行うのに必要な適格性を有するとして、内閣総理大臣の認定を受けた消費者団体で、同機構を含め4団体が認定を受けている。
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