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肺炎球菌ワクチンを接種している高齢者では認知症が2割以上少ない<新潟大など>
新潟大学は9月4日、肺炎球菌ワクチンを接種している高齢者は、未接種の人より認知症の発症が2割以上少ないとする研究結果を公表した。同大と慶應大、千葉大による共同研究チームは、65歳以上で要介護認定を受けていない約1 万人の高齢者を対象に、2016年に肺炎球菌ワクチン及びインフルエンザワクチン接種に関して調査し、3年半または6 年5か月にわたり、認知症による要介護認定を受けたか否かを追跡した。ワクチン接種以外の認知症発症に関係する要因の影響を統計学的方法で取り除いた上で、ワクチンを接種したグループと接種していないグループの間で認知症発症に差があるかを計算したところ、肺炎球菌ワクチン接種を受けた高齢者では認知症23%少なかったのに対し、インフルエンザワクチンでは、差が認められなかった。
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