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牛乳SLOIT、開始3年後の耐性獲得率予測モデル開発<国立成育医療研究センター>

国立成育医療研究センターは11月15日、4歳未満の牛乳アレルギーの小児に対しSLOIT(緩徐微量経口免疫療法)を実施した際の、3年後の耐性獲得率を求めるモデルを、日本で初めて開発したと発表した。同センター初診時に牛乳特異的IgEが陽性かつ、4歳未満で牛乳SLOITを開始したなどの条件を満たす小児191人のデータを基にして作成したモデルは、「SLOIT開始前の牛乳特異的IgE値」「SLOIT開始前のTARC値」「SLOIT開始月齢」という3つの数値だけで、3年後の耐性獲得率を算出できる。医師が入手しやすい3つの数値をエクセルシートに入力すれば算出できるよう作成されているため、外来診療でも簡便に活用できる。研究チームでは、「本モデルは、患者個別の耐性獲得率が予測でき、患者家族の不安解消につながるなど、食物アレルギー診療の一助となると考えられる」としている。

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