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2024年、医療機関の倒産、休廃業・解散いずれも過去最多を更新<帝国データバンク>

帝国データバンクは1月22日に公表したレポートで、2024年の医療機関の倒産は64件、休廃業・解散は722件となり、それぞれ過去最多を更新したことを明らかにした。倒産を業態別で見ると、「病院」が6件、「診療所」が31件、「歯科医院」が27件となり、「診療所」「歯科医院」が過去最多を更新して全体を押し上げた。64件の倒産主因を分析すると、「収入の減少(販売不振)」が41件と全体の64.1%を占めた。帝国データバンクでは、コロナ関連補助金の削減、資材価格の高騰、人材確保・維持のための賃上げや、コロナ関連融資の返済開始などの負担も増し、収入減少と支出増加が同時に進行したことで、資金繰りに窮し事業継続を断念する事業者が増加したとしている。休廃業・解散は、10年前(2014年)と比べて2.1倍、20年前(2004年)と比べて5.6倍に増えている。業態別では、経営者の深刻な高齢化が進んでいる「診療所」が587件と突出して多かった。

医療機関の倒産・休廃業解散動向調査(2024年)