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OTC類似薬の保険適用除外に強く反対<日本医師会>

日本医師会の宮川政昭常任理事は2月13日の定例会見で、国会で議論されている社会保険料の削減を目的としたOTC類似薬の保険適用除外とOTC医薬品化の推進に強い反対姿勢を示した。宮川常任理事は懸念される影響としてまず、「医療機関の受診控えによる健康被害」を挙げ、「受診控えにより、結果として治療が遅れ合併症を引き起こし、かえって高額な医療費が発生するリスクがあるのではないか」と述べた。またOTCは処方薬よりも価格が高いことから、経済的に困窮している人々の負担が増えることにも懸念を表明。医療アクセスが制限されることで健康格差が広がり、結果として社会全体の健康水準が低下する恐れも指摘した。松本会長も、国民自身が薬の作用や効用も含めたヘルスリテラシーを高めセルフケアを実践する重要性には同意を示したものの、「医療費削減の目的のみに着目したセルフメディケーション」には、強く反対した。

2月13日 定例記者会見(YouTube・日医公式チャンネル)