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糖尿病患者由来のiPS細胞を用い動脈硬化を抑える因子を発見 <東北大>

東北大学の研究チームは5月15日、糖尿病の合併症として起きる動脈硬化を抑える細胞内の酵素を、iPS細胞を使って特定したと発表した。糖尿病患者のうち⼼⾎管疾患を持つ患者・持たない患者それぞれのiPS細胞から作製した⾎管細胞の違いを解析したところ、⼼⾎管疾患を持たない患者由来の⾎管平滑筋細胞では、⼩胞体内エステラーゼ遺伝⼦の量が⼼⾎管疾患を持つ患者由来の細胞よりも上昇しており、これが⼼⾎管疾患の進⾏と関連すると考えられた。同チームは、この疾患特異的iPS細胞は、疾患における細胞の機能を解析し、新たな治療薬を探索するために有⽤であることが示されたとしている。

プレスリリース<東北大学大学院医工学研究科分子病態医講学分野>