一覧
肺炎球菌ワクチンの適応追加 全年齢に接種可能に <ファイザー株式会社>
ファイザーは5月29日、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(商品名:プレベナー13水性懸濁注)の適応として、肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者に対する「肺炎球菌による感染症の予防」の製造販売承認事項一部変更承認を取得したと発表した。 これまで日本では、生後2カ月から6歳未満の小児と、65歳以上の高齢者に対する接種が行われてきたが、6歳から65歳未満に対する接種への適応はなかった。しかし欧米をはじめ80カ国において、生後6週~18歳未満の小児、ならびに全年齢の成人に対する接種がすでに承認されており、2017年には、乳幼児および高齢者以外の肺炎球菌による疾患への罹患リスクを有する人への接種を可能とすることを求める要望書が予防接種推進協議会から厚生労働省に提出されていた。
今回の承認により、全年齢において肺炎球菌による疾患に罹患するリスクの高い者への接種が可能となった。
→ ファイザー株式会社 プレスリリース