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メトホルミン、血糖値下げるメカニズムは「便の中に排泄」か <神戸大学>

神戸大学の研究チームは6月3日、糖尿病治療薬メトホルミンが「便の中にブドウ糖を排泄させる」作用があるとする研究成果を公表した。ブドウ糖の類似物質(FDG)が体内でどのような動きを示すかについて、最新の放射線診断装置PET-MRIを用いた生体イメージングで調べ、明らかとなった。メトホルミンを服用する糖尿病患者と服用していない糖尿病患者で比較検討した結果、「腸の壁」への集積には、両者で差がみられなかったが、回腸から先の「腸の中(便やその他の内容物)」では、メトホルミン服用患者で顕著に集積した。これは、メトホルミンが血液中のブドウ糖を便の中に排泄させることを意味する。これまでは、メトホルミンが血糖値を下げるメカニズムについて、はっきりと分かっておらず、「腸の壁」に集積させていると考えられていた。

プレスリリース<神戸大学>