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経口免疫療法による食物アレルギー症状抑制のメカニズムを解明 <順天堂大学>

8月27日、順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センターの中野助教らのグループは、マウスを用いた実験で、経口免疫療法によって食物アレルギーの症状が抑えられるメカニズムを解明したことを発表した。実験では、免疫抑制性の細胞の増加には、免疫細胞やその他多くの細胞の表面に発現しているNotch受容体を介したシグナルが重要であることが判明。経口免疫療法は、Notch受容体を介したシグナルを通じて、免疫作用に関与する腸管だけでなく全身に免疫抑制性の細胞を増加させ、アレルギー症状を抑えることがわかった。
中野氏は、経口免疫療法による「持続的な不応答性」の獲得に関わる分子と細胞が明らかになったことで、アレルギー疾患の既存治療法の改善、新規治療薬の開発、アレルギー疾患発症のメカニズム解明に役立てていきたいとしている。

順天堂大学プレスリリース