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喘息の不安や心配が軽減するまで平均14年<ノバルティスファーマ(株)>
9月11日、ノバルティスファーマ株式会社は、喘息と診断されてから10年以上が経過しており、かつICS/LABA配合剤を使用している喘息患者300名を対象に行ったアンケート結果を公表した。喘息のために「仕事や生活に支障が出てやりたいことをあきらめた」「これ以上良くならないとあきらめた」など「負の感情」を抱えた経験のある人が47%に上った。また不安や心配が薄まったと感じている前向きな患者であっても、不安や心配が薄まるまでには平均14年という長い年月を要していることが判明した。さらに8割の喘息患者は「医師とのコミュニケーション」を重要視しているが、その一方で、2人に一人は、医師に伝えたいことが十分に伝えられていない、と感じているという結果が示された。
この結果を受けて、日本喘息学会 理事長、近畿大学病院 病院長 東田有智氏は、「喘息による死亡者は未だ減っていない。今後の対策として、患者さんの症状が可視化できるツールを作り、活用してもらうことで一人でも多くの喘息患者さんの重症化を防ぎ、喘息がなかった頃の状態に近づけることを目指したいと思う」と述べている。
→ ノバルティスファーマ株式会社 プレスリリース