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新型コロナ死亡率 肥満や脂質異常は低い確率を示す <国立国際医療研究センター>

9月30日、国立国際医療研究センターは、新型コロナウイルスで全国の医療機関に入院した患者6,070人の経過などを解析した結果を公表した。 それによると、入院時に新型コロナウイルス感染症が重症だった場合、持病のある人の死亡率が高く、とくに腎機能障害がある人で44%、心臓の持病がある人で40.5%、脳血管障害がある人で39.5%と高い死亡率を示していることがわかった。その一方で、肥満の人は、入院時に症状が重いと34.9%の人がさらに重症化したが、死亡したのは9.6%、脂質異常症の人では、さらに重症化したのは34.4%だったのに対し、死亡したのは16.1%と、重症化してもほかの持病のある人より死亡率は低くなっていることがわかった。
解析を行った国立国際医療研究センター齋藤翔医師は「重症化しやすいと考えられる人でも、死亡率を下げられる可能性がある。より効果的な治療法を見つけられるよう取り組んでいきたい」としている。

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