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乳幼児のアレルギー疾患の実態 全国規模の追跡調査<国立成育医療研究センター>

11月19日、国立成育医療研究センターの大矢幸弘氏、山本貴和子氏らの研究グループは、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)に参加する全国約10万人のデータをもとに、妊娠中から3歳児まで追跡調査し、アレルギー疾患・症状の推移などを調査した研究結果を発表した。
それによると、即時型食物アレルギーは、保護者の回答で1歳時7.6%、2歳時6.7%、3歳時4.9%にみられ、最も多いのが鶏卵アレルギー、次いで、牛乳、小麦アレルギーだった。また、近年増加傾向にある消化管アレルギーは、1歳半までに1.4%の子どもで認められた。また、16.8%の保護者は1歳時に湿疹ありと回答したが、医師にアトピー性皮膚炎と診断されたのは、4.0%のみ。この結果から、研究グループは、本当はアトピー性皮膚炎があるはずが、過小診断されている可能性があるとした。

国立成育医療研究センター プレスリリース