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口腔内細菌が食道がんのリスクファクターに <東京医科歯科大学>
東京医科歯科大学の研究グループは12月3日、口腔内細菌が食道がんのリスクファクターであるとする研究成果を公表した。研究では、同大附属病院消化器外科に入院した食道がん患者61人と非がん患者62人の口腔内の状態や唾液・歯垢から採取した細菌のDNAなどを比較。結果、がん患者の歯垢中からは歯周病に関わる多くの細菌が優位に高く検出され、なかでもアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌は、がん患者で16人から検出されたのに対し、非がん患者ではわずか1人にとどまったという。グループは、唾液や歯垢を用いた食道がんスクリーニング法の開発に期待できるとした。
→ プレス通知資料(研究成果)【PDF】