メニュー

商品ジャンル

一覧

母子手帳が自閉スペクトラム症などの神経発達障害の早期発見に有用か<弘前大学>

弘前大学は昨年11月30日、自閉スペクトラム症などの神経発達障害の早期発見における母子手帳の活用について検証した研究成果を公表した。研究では、弘前市で行っている5歳児健診の二次健診に2013年~2018年にかけて参加した720人(自閉スペクトラム症群:124人、その他の発達障害群:331人、非発達障害群:265人)を対象に、母子手帳の発達マイルストーンを4領域(運動、社会的相互交流、コミュニケーション、自立)に分け、各群を比較。結果、自閉スペクトラム症群とその他の発達障害群の比較では、12カ月時点では明らかな違いはなかったが、24カ月までに自閉スペクトラム症群で社会的相互合流とコミュニケーションの領域に遅れが見られたという。同大は、「本研究結果は、母子手帳の科学的利用性を証明し得るもの」としている。

プレスリリース<弘前大学>