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受診控えで糖尿病患者の血糖コントロールが悪化<日医総研調査>

日本医師会総合政策研究機構(日医総研)は昨年12月25日、コロナ禍で受診控えした糖尿病患者の血糖コントロールが悪化したとする調査結果を公表した。日本医師会かかりつけ医糖尿病データベース(J-DOME)の907症例を分析、2020年の通院回数が「大きく減少した」患者のHbA1cを2019年と比較したところ+0.55ポイント(7.20%→7.75%)だったのに対し、通院回数が「やや減少した」患者は-0.04ポイント(7.04%→7.00%)、「変わらない」患者は-0.07ポイント(7.03%→6.96%)だった。これら3群のHbA1cの変化量には、統計的に有意差が見られるという。日医総研ではこの結果について、「感染症蔓延の中においても、効果的な治療のために、かかりつけ医への受診継続が重要であることが示唆された」としている。

コロナ禍での糖尿病患者の受診控えと症状悪化について ~J-DOME症例の分析~