がん悪液質治療薬 初の国内製造販売承認<小野薬品>
がんに伴う体重減少(特に筋肉量の減少)や、食欲不振を特徴とする代謝異常症候群であるがん悪液質は、患者のQOLや予後などに顕著な影響を及ぼすが、有効な治療手段は確立されていなかった。
主に胃から分泌される内在性ペプチドであるグレリンが受容体に結合すると、体重、筋肉量、食欲、代謝を調節する複数の経路を刺激する。アナモレリンはグレリンと同様のはたらきをする経口グレリン様作用薬であり、がん悪液質による体重および筋肉量の増加、食欲の増加効果を示すとされている。
→ グレリン様作用薬、エドルミズ錠50mg がん悪液質の効能又は効果で国内製造販売承認を取得 <小野薬品>