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新型コロナ患者の重症化、看護量を予測するAIの共同研究<東京医科歯科大・富士通>

2月2日、東京医科歯科大学と富士通株式会社は、新型コロナウイルス肺炎患者の重症化や看護業務量などの予測を行うAIの有効性を検証する共同研究を、同日開始したことを発表した。
共同研究では、(1)エックス線写真から肺炎罹患状況を判定するAI、(2)診療情報に基づき重症化を予測するAI、(3)重症化予測データを基に、治療の進展に伴う看護師の業務量を予測するAI――という3つのAIを活用する。
(2)の重症化予測AIは、過去に重症化した患者の血液検査結果や病歴などの診療情報をAIに学習させ、肺炎の病状がどのように変化していくかを予測・可視化するというもの。(3)の看護量を数値化するAIは、病床の移動、治療行為などを事前に学習したAIが、(2)の重症化予測AIと連携し、看護業務量の増減を予測する。これにより、事前予測が難しい患者の病状変化に応じた適切な看護の提供と患者の病床移動スケジュールなどの病床管理を支援するという。共同研究は本年9月30日まで行われる。

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