「くるみ」のアレルギー表示義務化へ向け議論<消費者庁>
近年、くるみによる食物アレルギーの症例数が急増していることを受け、くるみのアレルギー表示の義務化に向けた取り組みが課題となっている。アドバイザー会議は、9人の学識経験者で組織され、くるみの食物アレルギーが急増した要因や類似食品などについて検証していく。今年度中に実施する食物アレルギーの健康被害実態調査の結果もふまえ、表示義務品目に追加するための科学的根拠を精査する方針だ。
くるみが、食品表示義務のある「特定原材料」に追加されると、2008年6月のエビ・カニに次いで8品目目となるが、特定原材料に追加する場合は公定検査法の確立が必要になるなど課題も多く、義務化にはあと数年かかる見込み。
→ 第1回食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議の開催について<消費者庁>