脳科学とAIを活用したコロナ禍のメンタルヘルスDXプロジェクト開始<広島大学>
同プロジェクト発足のきっかけとなったのが、広島市が昨年11月に行った調査。市内在住の15歳以上の市民3,000人を対象に、こころの健康に関するアンケートを行ったところ、長引くコロナ禍により、「ゆううつな気分になることが増えた」という市民は男性で39%、女性で55%に上った。また、飲酒量が増えたという男性が40歳代、50歳代で1割を超え、経済状態が苦しくなるほど、友人や相談相手が少ないほどうつ状態は増加することなどがわかった。
同プロジェクト今後、スマートフォンなどを用いた脳科学にもとづくストレス可視化技術の開発や、個人の特性に応じたストレス状況をリアルタイムに可視化する技術の開発、自分のストレス状況を自らコントロールするフィードバック技術によるうつ病などの予防法の開発などに取り組むとしている。
→ プレスリリース(広島大学)
→ 広島市こころの健康に関するアンケート調査結果(令和2年11月実施)