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訪問診療や訪問看護が充実した地域ほど、自宅死亡率が高い <東北大学>
東北大学は3月31日、国の公表データを用いた市区町村単位の分析の結果、訪問診療を実施する診療所数や訪問看護を実施する事業所数と自宅での死亡率に正の関連があるとする研究結果を発表した。これらの施設が、高齢者人口1,000人当たり1施設増加すると、自宅死亡率が約2%増加することが示唆されたという。逆に、地域の病院数、そして長期療養病床数や老人保健施設の定員数は、自宅死亡率と負の関連を示した。大学院歯学研究科・非常勤講師の坪谷透氏は、これらの結果から、「地域の長期療養病床施設を含めた病院数および病床数や老人保健施設の医療・介護人材を、在宅支援サービスに転換していく必要性があることも示唆された」としている。
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