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線香の煙が気道に及ぼす影響を科学的に解明<九州大学>
九州大学は4月1日、線香の煙を吸入すると気道が収縮しやすくなり、気道上皮のバリア機能も低下することで、ぜん息を悪化させる可能性があることを明らかにしたと発表した。マウスに線香の煙を吸入させたところ、気道過敏症が亢進、肺に存在する「タイトジャンクション」の発現が低下すること、気道を覆う上皮細胞のバリア機能が低下することが判明したという。タイトジャンクションは、細胞同士を結合させ気道上皮のバリア機能を保つタンパク質で、炎症の原因となる吸入抗原の体内への侵入を防ぐ役割を担っている。
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