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コロナ診療医療従事者「同居者の存在」がストレスに <東京医科歯科大>
東京医科歯科大学は3月29日、「COVID-19診療に従事する医療関係者の直面しているストレスに関連する危険因子を同定」と題するプレスリリースを公表した。リリースは、同大学院医歯学総合研究科の高橋英彦教授らのグループが、同大医学部附属病院に勤務する全職員を対象とした面接結果をまとめたもの。それによると、TMDP(Tokyo Metropolitan Distress Scale for Pandemic)により評価した結果、うつ状態や不安など精神的不調やパンデミック関連ストレスに共通する危険因子として、「年齢が高い」や「女性」が示されたという。加えて、医療関係者のパンデミック関連ストレスの危険因子として「家族等との同居」が検出されたことが明らかになった。研究グループでは、「同居者に自身が感染させるのではないかと心配している」「自身の仕事のために同居者も社会活動・余暇活動などが制限される」「経済的な制限により家計に影響する」等を社会的ストレスして感じているのではないかとしている。
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