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COPD薬と気管支拡張薬の取り違え注意喚起<日本ベーリンガーインゲルハイム>
日本ベーリンガーインゲルハイムは4月28日、同社のCOPD治療薬スピオルト レスピマットと、気管支拡張薬スピリーバ レスピマットの販売名類似による取り違えが、2015年12月から2020年10月の間に60件報告されていることを明らかにし、医療関係者に向けて注意喚起した。両剤ともチオトロピウム臭化物水和物を含有しているが、スピオルトは長時間作用性β2刺激薬も含有しており、他のβ2刺激薬を併用している場合、過剰投与となるおそれがある。また両剤の効能・効果は同一ではないため、取り違えて患者に処方された場合、期待される効能・効果が得られない可能性もある。同社は、製剤および個装箱の色による惜別を採用していることを挙げ、処方、処方監査、調剤、服薬指導の際には、薬剤名及び効能・効果を必ず確認するよう求めている。
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