一覧
新型コロナで8,600人の肺がん新規患者の診断、治療機会逸失<日本肺癌学会>
日本肺癌学会は5月1日、新型コロナウイルス感染症が肺がん診療に及ぼす影響に関する調査結果を公表した。調査は同学会評議員が所属する施設およびがん拠点病院490施設に対し、2019年と2020年の1月~10月の10カ月間の患者数の比較などを聞いたもの。124施設から回答を得、116施設分のデータを解析した。その結果、肺がん治療の新規患者数は、2019年の1万9,878人に対し、2020年は1万8,562人と6.6%減少した。この結果について同学会では、「原発性肺がんの年間患者数が約13万人であることから、6.6%の新規患者が診断と治療の機会を逸したと考えると、約8,600人に相当する」としている。
→ 日本肺癌学会・お知らせ