医療ニュース
高齢者の過体重・軽度肥満、心血管疾患の予後良好<国立循環器病研究センター>
国立循環器病研究センターは5月7日、日本脳卒中データバンク(JSDB)の登録情報を用いて、BMIが脳卒中後の転帰に影響を及ぼすことを解明したと発表。肥満度の高い人は生活習慣病や心血管病の発症リスクが高い一方、心血管病発症後の機能回復はむしろ良好という、「 ... 続きを読む
オンライン診療など、へき地の郵便局活用で意見募集中<総務省>
総務省はこのほど、情報通信審議会郵政政策部会がとりまとめた「デジタル社会における郵便局の地域貢献の在り方」の一次答申案を公表、6月6日まで意見募集を行っている。答申案では、医療・介護・福祉分野における郵便局の役割として、独居高齢者等の健康管理など ... 続きを読む
MCIを含む、総合的な認知症対策の必要性を認識<武見厚労相>
武見厚生労働大臣は5月10日の閣議後記者会見で、8日に公表された認知症の将来推計に言及した。その中で武見大臣は、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと、認知症バリアフリ-の推進、社会参加機会の確保等に取り組んでいくことが重要との考えを示した。ま ... 続きを読む
2040年、65歳以上の7人に1人が認知症に<厚労省研究班>
厚労省研究班は5月8日、高齢の認知症患者が2022年の約443万人から、2040年には584万人に上るとの推計を公表した。これは65歳以上の高齢者のおよそ15%、6.7人に1人の割合となる。推計は、22~23年にかけて行われた福岡県久山町、石川県七尾市中島町、愛媛県伊予市中 ... 続きを読む
タスク・シフト/シェアで、NPの制度などを提言<経済同友会>
経済同友会は4月25日、医療におけるタスク・シフト/シェアに関する提言を公表した。医師から看護師へのシフトについては、医療崩壊が始まっている地方の医療を支えるためには、医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができるナース・プラクテ ... 続きを読む
県立こども医療センターでの死亡事例で調査委を設置<神奈川県>
神奈川県立病院機構は5月1日、記者会見を開き、県立こども医療センターに入院して手術を受けた10代の男性患者が、その後死亡する医療事故が起きたと発表した。患者は今年2月に緊急入院。翌日手術の方針とし、薬剤投与や人工呼吸器などによる管理を行っていたところ ... 続きを読む
血糖測定機能スマートウォッチに警告<日本糖尿病学会>
日本糖尿病学会は4月23日、血糖測定機能をうたうスマートウォッチ(腕時計型デバイス)について、「2024年4月現在、指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はない」として、注意を促すコメントを発 ... 続きを読む
高齢者の自動車運転で提言<日本老年学会>
日本老年学会は4月15日、「高齢者の自動車運転に関する報告書」を公表した。報告書は、高齢者に対する運転技能の適切なスクリーニングの必要性を強調。またその結果、運転継続が望ましくないと判断された場合には、単なる免許返納ではなく、行政や地域からの適切な ... 続きを読む
COVID-19診療の手引き、最終版を公表 <厚労省>
厚生労働省は4月23日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第10.1版」を公表した。今回が最後の改訂となる。2020年3月の第1版の公表以来、今回を含め22回の改訂を重ねたが、編集委員一同からは、「医療機関にも社会全体にもCOVID-19という新興感 ... 続きを読む
オンライン診療等の事例集、最新版を公表<厚労省>
厚生労働省はこのほど「オンライン診療とその他の遠隔医療に関する事例集」(令和6年4月版)を作成、4月19日付の事務連絡で、都道府県等に周知した。事例集は、地域特性や診療科が異なる15件(診療所10件、病院5件)を紹介。それぞれ導入の経緯やプロセス、課題 ... 続きを読む