医療ニュース
糖代謝異常者の合同ステートメント発表 <日本循環器学会・日本糖尿病学会>
3月16日、日本循環器学会と日本糖尿病学会は、合同で策定した「糖代謝異常者における循環器病の診断・予防・治療に関するコンセンサスステートメント」を発表した。合同ステートメントは、病態や予後など密接に関連する両疾患の⼀般診療医が日常診療に用いるほか、 ... 続きを読む
自殺者数10年連続の減も10代の自殺者率は過去最悪に <厚労省・警察庁>
厚生労働省と警察庁は3月17日、2019年の自殺者数(確定値)が、前年比671人(3.2%)減の2万169人だったことを発表した。10年連像の減少で、1978年の統計開始以来最少。人口10人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も10年連続減の16.0人。こちらも過去最少だが、10代に ... 続きを読む
がん10年生存率57.2%に <国立がん研究センター>
国立がん研究センターは、全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について5年生存率、10年生存率を更新、3月17日に公表した。それによると、2003~2006年にがんと診断された患者の10年生存率は、前回調査(02~05年)より0.8ポイント上昇し、57.2%となった。 ... 続きを読む
患者の腫瘍を4年間放置 <山形大病院>
山形大学医学部付属病院は3月11日、入院中に内視鏡検査で腫瘍が発見された患者について、4年間放置した結果、腫瘍が増大する事故があったと発表した。根本健二院長らが記者会見し明らかにした。検査担当の医師は腫瘍について電子カルテに記載したが、主治医はそれ ... 続きを読む
退院支援サービス、退院直後の再入院を抑制できず <都長寿研・研究調査>
東京都健康長寿医療センター研究所の研究グループは3月5日、医療保険制度で提供された退院支援サービスは、退院直後の再入院に対して抑制効果を認めないことを示したと発表した。急性期病院でリハビリテーションを受けた後に自宅などへ退院した75歳以上約3万名分の ... 続きを読む
病院総合診療専門医・研修プログラム案を公表 <日本病院総合診療医学会>
日本病院診療医学会は3月10日までに、病院総合診療専門医プログラム案をまとめ、ホームページで公開している。案では冒頭に、同プログラムが目指す専門医像を10項目にわたり提示。この医事像を基に研修方針を定め、臨床、ソーシャルスキル/病院管理など5つの領域 ... 続きを読む
認知機能のAI診断で事業提携 <FRONTEO・共和薬品>
株式会社FRNTEOは3月2日、AIを活用した認知症診断支援システムに関する事業提携で協和薬品と基本合意したと発表した。同システムで使用する自然言語分析AI「Concept Encoder」は、FRONTEOが独自開発したもので、患者と医師の会話をテキストデータに変換し、解析す ... 続きを読む
地域包括ケア病床、5年で3.7倍に <日本アルトマーク社調べ>
株式会社日本アルトマークは2月28日、全国の地域包括ケア病床の届出状況の調査結果を発表した。それによると、2019年11月時点で、同病床を届出ていた病院は2,532施設・23,790床だった。同病床新設半年後の2014年11月時点と比較すると、病院数で2.8倍、病床数は3.7 ... 続きを読む
2019年、急性期病院の処方薬ランキング 1位は「キイトルーダ」<MDV社調べ>
2月26日、メディカル・データ・ビジョン株式会社は、2019年国内急性期病院処方薬ランキング(金額ベース)を発表した。それによると、もっとも多かったのは、MSDの「キイトルーダ」の274.6億円、以下、中外製薬の「アバスチン」(245.4億円)、小野薬品工業の「オ ... 続きを読む
オルベスコが出荷調整 <帝人ファーマ>
帝人ファーマは、吸入ステロイド喘息治療剤オルベスコを、3月3日夕以降、出荷調整にしている模様だ。問い合わせのあった医療機関にその旨を通知しているという。前日、日本感染症学会が、新型コロナウイルスによる肺炎に対しオルベスコを投与して改善した3例がある ... 続きを読む