医療ニュース
小児へのゾフルーザ投与「積極的に推奨しない」<日本小児科学会>
日本小児科学会は10月21日、「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」を発表した。治療薬については、今回バロキサビルマルボキシル(商品名:ゾフルーザ)が加わったが、指針では、データ集積が不十分であることなどの懸念点を示し、「12歳未満の小児に対 ... 続きを読む
抗潰瘍薬から発がん物質検出、自主回収へ<大原薬品工業>
大原薬品は10月23日、抗潰瘍薬・ニザチジンを自主回収すると発表した。発がん性物質が管理基準を超えて検出されたため。厚労省医薬生活衛生局安全対策課と監視指導・麻薬対策課が9月17日付で発出した事務連絡「ラニチジン塩酸塩等における発がん性物質に関する分析 ... 続きを読む
来春の花粉飛散量は大幅減少の予測<日本花粉情報協会>
来年(2020年)のスギ・ヒノキ花粉飛散量は、過去10年の平均の40~70%にとどまる――。10月9日に開催されたNPO花粉情報協会のセミナーで、同協会理事の村山貢司氏がこんな予測を発表した。原因は今夏の日照時間の短さ。特に近畿地方では、10年平均の10~30%と、大 ... 続きを読む
重症喘息患者の半数「自分の喘息はコントロールされている」<アストラゼネカ>
アストラゼネカ株式会社は10月3日、喘息患者を対象とした調査結果を公表した。第一弾(8月23日既報)、第二弾に続き第三弾となる今回は、生物学的製剤使用患者も含む、ガイドライン上で重症と診断される喘息患者を対象としたもの。 調査では、重症喘息患者の47.1 ... 続きを読む
市民のアイデア生かした商品開発へ <岡山大・リビングラボ>
岡山大大学院ヘルスシステム統合科学研究科と同大研究推進機構は、研究者や学生、市民らが集い、意見を出し合う「岡山リビングラボ」を、この10月から月1回程度開催することとした。第1回目は10月15日に開催された。新規事業や起業に向けて多様な人々が企画段階か ... 続きを読む
市職員の尿で、線虫によるがん検査の実証実験 <久留米市・小郡市>
福岡県久留米市と小郡市は、線虫によるがん検査の実証実験を10月から始めた。健診で採取された市職員の尿を、株式会社HIROTSUバイオサイエンスに提供する。 がん細胞が出すにおいに線虫がひきつけられる習性を利用したもの。安くて高精度がメリットという。 → ... 続きを読む
2020年度改定 ポリファーマシー対策評価などを要望 <日病協>
公私の病院団体で構成する日本病院団体連絡協議会(日病協)は10月4日、2020年度診療報酬改定に向けた要望書を厚生労働省に提出した。要望は、「多職種協働」「医療機関の機能分化・連携強化」「救急医療体制評価」「医療従事者の働き方改革支援」「医療版ICT推進と ... 続きを読む
電子カルテ標準化 年度内に補助要件など取りまとめへ<厚生労働省>
厚生労働省は、標準的電子カルテの普及に向けた補助や方策について年度内に取りまとめ、推進していく方針を明らかにした。10月10日に開催した「医療分野情報連携基盤検討会」で明らかにしたもの。 当日は、ベンダー側から、医療機関内でさえ電子カルテの運用がバ ... 続きを読む
フレイル予防で自治体と東大研究機構が連携
10月3日、富山県南栃市と朝日町は、高齢者のフレイル予防で東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)と連携協定を結んだ。「フレイルチェック」を基に、高齢者の健康づくり、社会参加を促すという。フレイルチェックは、IOGの飯島勝矢教授が考案した。半年単位でチェック ... 続きを読む
フレイルの簡易チェックシートを公表 <九州大学>
九州大学キャンパスライフ・健康支援センター/大学院人間環境学府の熊谷秋三教授らは9月26日、フレイルをスクリーニングするための簡易チェックシートを公表した。 6つの質問に答えるだけで、フレイルが評価できるチェックシートは、糸島市との共同研究「糸島フ ... 続きを読む