医療ニュース
花粉症で初の抗体製剤承認へ<厚労省・薬食審>
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は10月31日、ノバルティスファーマのヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤ゾレア皮下注に、花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の効能を追加することを了承した。正式承認されれば、同疾患に対する初の抗体製剤とな ... 続きを読む
来年度から、後期高齢者を対象に「フレイル健診」開始 <厚生労働省>
10月29日、厚生労働省は後期高齢者を対象に、2020年度から「フレイル健診」を導入すると報道され、同日の記者会見で加藤厚労相が認めた。後期高齢者健診の際、生活習慣や認知機能などを質問票でたずねるもの。介護予防とフレイル対策が、6月に閣議決定した「骨太の ... 続きを読む
治療と就労の両立 診療報酬での評価拡大へ<厚生労働省>
10月25日の中医協総会で厚労省保険局医療課は、「療養・就労両立支援指導料」の算定要件や対象疾患の見直しについての論点を提示した。治療と仕事が両立を診療報酬でも評価するのが狙い。主治医が産業医から助言を得て算定できる「療養・就労両立支援指導料」の対 ... 続きを読む
ジェネリック医薬品から禁止薬物検出で、メーカーを提訴 <レスリング・阪部選手>
男子レスリングの阪部創選手は10月24日、都内で記者会見を開き、ジェネリック医薬品を服用しドーピング検査で陽性反応が出た問題で、沢井製薬(大阪市)と陽進堂(富山市)を、東京地裁に提訴したことを明らかにした。検出された禁止薬物は、胃腸薬として服薬した ... 続きを読む
無届で再生医療の疑い <大阪医科大>
国に必要な届出をせず、脂肪幹細胞を使った再生医療を行ったとして、大阪医科大の元講師が再生医療安全性確保法違反の疑いなどで、同大が家宅捜索を受けたことが、先ごろ明らかになった。アンチエイジングを目的に、女性から脂肪や筋肉など、さまざまな組織の元に ... 続きを読む
軽症の救急搬送は5500円徴収 <徳島県立中央病院>
徳島県立中央病院(徳島市)は11月1日から、救急搬送された患者が軽症だった場合、診察料とは別に、紹介状なしの外来受診の場合と同様、5,500円を徴収する措置を始めている。増加を続ける救急搬送患者のうち、約4割を軽症患者が占めており、必要性の低い救急車の出 ... 続きを読む
高齢者の体力向上続く <スポーツ庁調査>
スポーツ庁は10月13日、平成30年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書を発表した。体力テストの結果を点数化した合計点を見ると、最年長の70代後半では、男女とも20年前より5~6点増加するなど高齢者の体力向上が続いている。一方、若い世代や働き盛り世代で ... 続きを読む
年金開始75歳開始までずらせる案を提出<厚生労働省>
厚生労働省は10月18日、現在は60~70歳まで選べる公的年金の受給開始年齢を75歳までずらす案を、社会保障審議会年金部会に示した。高齢者の就業拡大を促す政策の一環と位置づけられる。また60歳からもらう場合、現在の30%減を24%減にする一方、65歳から受け取る場 ... 続きを読む
15~39歳のがん、女性が8割占める<国立がん研究センター調べ>
国立がん研究センターは10月18日、「院内がん登録 小児・AYA世代がん集計について」を公表した。AYA世代(15~39歳)では、年齢とともにがんと診断される患者で女性の割合が増え、30代後半では約8割にも達することがわかった。子宮頸がんや乳がん検診の啓発や支援 ... 続きを読む
抗生物質、ウイルスに効かない―理解している人は4割 <内閣府・世論調査>
抗生物質について「風邪やインフルエンザなどの原因となるウイルスには効かない」と正しく理解している人は37.8%、薬剤耐性を知っている人は49.9%――。内閣府が10月11日に発表した世論調査結果で、こうした現状が明らかになった。安易な抗生剤の使用による薬剤耐 ... 続きを読む