医療ニュース
インフルエンザの収束遅れる<インテージリアルワールド>
医療情報分析サービスを手がける株式会社インテージリアルワールドは6月28日、独自に運用する統合医療データベースのデータを基に分析したインフルエンザ治療薬の動向を公表した。それによると、2023年5月の経口インフルエンザ治療薬の推計患者数は約12万2,000人。 ... 続きを読む
リハビリの意欲を高める要因を、患者・医療者双方で調査 <浜松医大>
浜松医科大学は6月8日、「リハビリテーション意欲を高める動機づけ要因」について、患者・医療者の意見の共通点と相違点を明らかにした研究結果を公表した。同大の田中悟志教授、同医学部附属病院の山内克哉病院教授、信州大学医学部の小宅一彰助教らの研究グルー ... 続きを読む
医療機関や病気についてネットで調べる高齢者大幅増<高齢社会白書>
政府は6月20日、令和5年度の高齢社会白書を閣議決定した。それによると、医療機関や病気などの情報をインターネットで調べたことがある高齢者の割合は、前回調査(2017年)の20.0%から大幅に増え、50.2%に達していることがわかった。その内容としては、「医療機 ... 続きを読む
ACSに対するSGLT2阻害薬の早期導入の効果をNDBデータで検証<国循>
国立循環器病研究センターは6月6日、同センターと奈良県立医大の研究グループが、急性冠症候群患者(ACS)に対するSGLT2阻害薬の早期開始は、心不全を伴うACS患者において、全死亡、心不全もしくはACSの再入院の複合イベントの減少と関連することを、レセプト情報 ... 続きを読む
SLGT2阻害薬・心不全治療での「レコメンデーション」<循環器学会・心不全学会>
日本循環器学会と日本心不全学会は6月16日、「心不全治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」を公表した。SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として広く使用されているが、最近一部のSGLT2阻害薬が慢性心不全に対し適応となり、心不全患者に対する標準 ... 続きを読む
ほぼすべての訪問看護ST「医師との連携がとれている」と回答<日本医師会>
日本医師会は6月21日、「訪問看護における医師との連絡体制に関する緊急調査」の結果を公表した。調査は6都府県・約3,000の訪問看護ステーションを対象に4月から5月にかけて行われ、回答率は42.3%だった。「必要な時に医師との連携はうまく取れているか」との質問 ... 続きを読む
妊娠中の血中サイトカインと産後うつの関係を発見<東北大>
東北大学は6月15日、妊娠中の血中サイトカインと産後うつとの関係を調べた研究成果を公表した。同大メディカル・メガバンク機構の研究グループは、東北メディカル・メガバンク計画による三世代コホート調査に参加した妊産婦を対象に、妊娠中と産後の血漿中の代表的 ... 続きを読む
NASH改善に有効な人工核酸を合成、マウスで効果を確認 <京都大>
京都大学は6月13日、非アルコール性肝炎(NASH)の改善に有効な人工核酸の合成に成功したと発表した。同大医学研究科のチームは以前、肝細胞のマイクロRNAであるmiR-33bがNASH形成に重要な役割を果たすことを見出していた。今回の研究ではこのmiR-33bを特異的に抑 ... 続きを読む
病院/薬局薬剤師の偏在指標を、都道府県・二次医療圏ごとに公表<厚生労働省>
厚生労働省は6月9日、医療計画における薬剤師確保の取り組みを推進する目的で作成した「薬剤師確保計画ガイドライン」を都道府県に通知するとともに、薬剤師の偏在指標を公表した。偏在指標はガイドラインに規定されたもので、病院薬剤師と薬局薬剤師について、都 ... 続きを読む
「ALT>30」で、かかりつけ医受診を勧奨<日本肝臓学会>
日本肝臓学会は6月15日、かかりつけ医への受診を勧奨する基準を「ALT>30」(ALT値30U/L超)とする「奈良宣言2023」を発表した。慢性肝臓病(CLD: Chronic liver disease)の早期発見・早期治療を図るのが目的で、その背景として同学会では、近年、ウイルス性肝疾 ... 続きを読む