医療ニュース
患者のカルテを撮影、自身のSNSに投稿<仙台市立病院>
仙台市は5月24日、市立病院職員が患者1人のカルテを撮影し自身のSNSに投稿、氏名や病名が約1カ月間、閲覧可能となっていたと発表した。4月15日頃、同院管理栄養士の20代女性職員が、担当患者のカルテに記載されていた疾病の説明について、業務の参考にするため、電 ... 続きを読む
血液検査でアルツハイマー病を超早期に診断<東京大>
東京大学は5月23日、血液検査で、アルツハイマー病に特徴的な脳内のアミロイドβ(Aβ)蓄積を超早期に判別する方法を開発したと発表した。研究グループは、認知症の症状がない人と軽度認知障害(MCI)相当の計474人を対象に、血液中に含まれるAβと、リン酸化タウ- ... 続きを読む
妊娠中の室内温度、床材と小児湿疹発症との関連を調査<北海道大>
北海道大学は5月10日、小児湿疹の発症と妊娠中の室内環境因子との関連を示す研究結果を公表した。同大の研究チームは、妊娠中の室内環境要因(湿度や床材)と、エコチル調査参加者の1歳半(⺟児71,883組)、3歳(58,639 組)時点の⼩児湿疹の発症の関連について、 ... 続きを読む
2023年度の医薬分業率、初めて8割を超える<日本薬剤師会>
2023年度の処方箋受取率(医薬分業率)は、前年度比3.9%ポイント増の80.3%となったことが、日本薬剤師会が5月29日に発表した処方箋受取率の推計で明らかになった。8割を超えるのは初めてという。医薬分業は、厚生省(当時)が37のモデル国立病院に対して完全分業 ... 続きを読む
特定健診、血圧の受診判定値への誤解に注意喚起<日本高血圧学会>
特定健診第4期から「血圧の受診勧奨判定値が変わった」との誤解が、一部で広まっていることについて日本高血圧学会は5月24日、注意喚起のコメントを発表した。厚労省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度度版)」では、受診勧奨値を超えるレベルの対応に ... 続きを読む
「総合診療科」の標榜を求める<政府・規制改革推進会議>
政府の規制改革推進会議は5月31日、規制改革推進に関する答申案をまとめた。医療分野については、「総合診療科」の標榜が盛り込まれた。その背景として答申案では、高齢化により増加している多様な問題を抱える患者には、一人の総合的な診療能力を有する医師による ... 続きを読む
2件の個人情報漏えい事案が発生<近大病院>
近畿大学病院は5月13日、産婦人科において2つの個人情報漏えい事案が発生したことを明らかにした。一つは今年2月、非常勤医師が研究のため院外に持ち出していた患者データ(氏名、患者ID、年齢、診療情報)が、医師個人のパソコンから漏えいした事案。この医師はデ ... 続きを読む
敷地内禁煙、病院は100%、診療所は9割で実施<厚労省>
厚生労働省は5月15日、2024年度喫煙環境に関する実態調査の結果を公表した。それによると、回答のあった病院は100%が敷地内全面禁煙だったが、一般診療所・歯科診療は90.4%だった。また、全面禁煙にしていない9.6%の一般診療所・歯科診療所うち、特定屋外喫煙場 ... 続きを読む
「マイナ救急」実証事業を開始<総務省消防庁>
総務省消防庁は5月17日、救急搬送時にマイナ保険証を利用し傷病者情報を把握する「マイナ救急」の実証事業のスケジュールを発表した。全国67消防本部、合計660隊で行う実証実験は、まず5月23日に平塚市、姫路市、都城市の3消防で始め、6月11日には仙台市、前橋市 ... 続きを読む
希少言語の遠隔通訳サービスの利用を医療機関に呼びかけ<厚労省>
厚生労働省では、昨年度から開始した希少言語の遠隔通訳サービスを今年度も継続し、その利用を医療機関に呼びかけている。希少言語を母語とする外国人が日本の医療機関を安心して受診できるよう、来院患者との電話通訳、または外線入電時の三者間通訳を行う。対応 ... 続きを読む