医療ニュース
コロナ禍で5歳児に約4カ月の発達の遅れ<京都大など>
京都大、筑波大、慶応大などの研究チームは7月11日、コロナ禍を経験している保育園児では、経験していない場合と比べ、約4カ月の発達の遅れが見られたとする調査分析結果を公表した。研究チームは、首都圏のある自治体の全認可保育所に通う1歳または3歳の乳幼児887 ... 続きを読む
フレイル予防アプリを公開 <米子市>
鳥取県米子市は7月10日、スマートフォンで利用できる「フレイル予防アプリ」を公開した。25項目の質問に答えてフレイル度を判定できるほか、食事、運動、体力測定の結果など、日々の健康づくりの取り組みも記録できる。そのほか、フレイル予防実践教室への参加申込 ... 続きを読む
うつ病・不安障害発症の原因は、海馬のミトコンドリア障害<広島大>
広島大学は6月28日、うつ病や不安障害と海馬のミトコンドリア障害の関係を明らかにしたと発表した。同大学院医系科学研究科の研究グループは、うつ病や不安障害を呈するモデルマウスの脳・海馬においてミトコンドリアの障害を認めた。さらにモデルマウスの海馬では ... 続きを読む
持分無しの医療法人が、全体の35.8%に<厚生労働省>
厚生労働省はこのほど、2023年3月31日現在の種類別医療法人数を公表した。総数は前年度より864法人増の5万8,005法人で、内訳は財団362法人(5法人減)、社団5万7,643法人(869法人増)となっている。社団医療法人のうち、持分の定めがある法人は3万6,844法人(646 ... 続きを読む
医療費助成などに係る情報連携、実証事業への協力自治体を募集<デジタル庁>
デジタル庁は7月5日、PMH(Public Medical Hub)の開発に向けた実証事業に協力する自治体(都道府県を除く)の募集を始めた。PMHとは、マイナンバーカードを利用した情報連携を実現するシステムのことで、「医療費助成(国、地方単独)」「予防接種」「母子保健」 ... 続きを読む
レカネマブがアルツハイマー治療薬としてFDAから正式承認<エーザイ>
エーザイ株式会社は7月7日、同社と米・バイオジェン社が開発したレカネマブ(一般名、米国ブランド名LEQEMBI)が、アルツハイマー病の治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)から正式承認されたと発表した。これによりレカネマブは、アルツハイマー病(AD)の進行を ... 続きを読む
アルツハイマー病の早期発見に向けたPET診断薬候補を開発<東北大>
東北大学は7月6日、同大学院の原田龍一助教らの研究グループが、アルツハイマー病患者のタウ蛋白の高感度、高精度検出が期待される新規PETトレーサーの開発に成功したと発表した。新たに開発された[18F]SNFT-1は、従来型のタウPETトレーサーと比較し、初期のタウ蛋 ... 続きを読む
医療データ分析で市民の健康課題などを明確化<豊田市・PREVENT>
愛知県豊田市は6月30日、効果的な健康づくり事業の実施に向けて、株式会社PREVENTと連携し医療データ分析実証を開始すると発表した。実証では、過去5年間にわたる医療機関の受診データや健康診断のデータ等を分析、同市における公的医療保険加入者の疾患や健診結果 ... 続きを読む
働き盛り世代でのフレイルリスク増大が浮き彫りに<日本生活習慣病予防協会>
日本生活習慣病予防協会は6月28日、働き世代のフレイルおよびプレフレイル(フレイル予備群)リスクに関する調査結果を公表した。調査は3月から4月にかけて、フレイルに関する患者とも接点が多い内科医、整形外科医と、産業医を対象にインターネットで実施し、各11 ... 続きを読む
2022年度の労災請求・支給決定件数ともに「医療、福祉」が最多<厚生労働省>
厚生労働省は6月30日、2022年度の「過労死等の労災補償状況」を公表、精神障害に関する事案では、請求件数・支給決定件数ともに「医療、福祉」が最多だったことがわかった。精神障害に関する事案の労災補償状況を見ると、請求件数は2,683件で前年度から337件増加し ... 続きを読む