医療ニュース
麻しんの流行に注意喚起<厚生労働省>
国内での麻しんの流行が懸念されるなか、厚生労働省は5月12日、都道府県等に対し注意喚起する事務連絡を発出した。事務連絡では管轄下の医療機関に対し次のような対応を要請するよう求めている。▼麻しんを意識した診療を行う(発熱や発しんを呈する患者を診察した ... 続きを読む
妊娠中の野菜摂取が、乳児期アトピー性皮膚炎を予防する可能性<千葉大・カゴメ>
千葉大学は5月9日、同大学院医学研究院の井上祐三朗特任准教授、予防医学センターの下条直樹特任教授らとカゴメ株式会社による研究グループが、母親の妊娠中の野菜摂取量と乳児のアトピー性皮膚炎(AD)発症とに関連を見出したと発表した。研究グループは、アレルギ ... 続きを読む
がん治療開発での臨床試験や患者・市民参画の特設サイトを開設<日本対がん協会>
日本対がん協会は4月、がん治療開発における臨床試験や治験、患者・市民参画について、最新事情を動画と読み物でわかりやすく解説した特設サイト「みんなで創るがん医療」を公開した。近年、がん治療は新薬の登場などで大きく進歩しており、既存の薬や治療法との組 ... 続きを読む
記憶が精神疾患を誘発するメカニズムを解明<東北大>
東北大学は4月21日、同大学院薬学研究科と東京大大学院薬学系研究科の研究グループが、記憶が精神疾患を誘発するメカニズムを解明したと発表した。研究グループでは、精神的ストレスに曝されたマウスから、海馬の脳波を記録した。その結果、ストレス負荷を経験した ... 続きを読む
フレイル予防に肉類の摂取が有効である可能性を示唆<東京都健康長寿医療センター>
東京都健康長寿医療センターは4月20日、高齢期のフレイル予防として肉類の摂取が有効である可能性を示す研究結果を公表した。同センター研究所で実施するお達者健診に参加した512名の地域在住高齢者を対象に、聞き取りによる基本情報の調査、食事調査、血清アルブ ... 続きを読む
RA系阻害剤「使用上の注意」改訂を指示<厚生労働省>
高血圧治療薬であるRA系阻害剤(アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤含有製剤、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害剤及び直接的レニン阻害剤)を使用した妊婦で、胎児への影響が疑われる事例が報告されていることを受け厚生労働 ... 続きを読む
物価高騰、賃上げへの対応で、財政措置を強く求める<日医・日歯・日薬>
日本医師会の松本吉郎会長は5月10日、堀憲郎日本歯科医師会長、山本信夫日本薬剤師会長とともに日医会館で記者会見を行い、医科・歯科・調剤分野における物価高騰対策や、医療・介護従事者の賃上げのため、更なる政府の財政措置を要望する合同声明を三師会で取りま ... 続きを読む
主要アレルゲンがない鶏卵の作製に成功<広島大・キューピー>
広島大学とキユーピー株死会社は4月26日、鶏卵の主要アレルゲンであるオボムコイド(OVM)がない卵をつくることに成功したと発表した。広島大が開発した独自技術のゲノム編集により、OVMの遺伝子をニワトリでノックアウト。そのニワトリが産生する鶏卵中のOVM およ ... 続きを読む
医療事務現場で、生成AI活用の実証実験を開始 <ニチイ学館>
ニチイ学館は4月26日、医療事務現場の管理業務を対象に、生成AIの活用について実証実験を開始すると発表した。実証実験は、患者情報や医療機関情報を含まない自社の管理業務に関連する報告書類やデータ資料の作成において、「Graffer AI Studio」(株式会社グラフ ... 続きを読む
新型コロナ関連業務を受託、自治体に16億円過大請求 <近畿日本ツーリスト>
近畿日本ツーリストは、自治体から受託した新型コロナ関連の事業で費用を過大に請求した問題で5月2日、これまでの社内調査の結果を公表した。それによると、ワクチン接種のコールセンター業務などで過大に請求した人件費などの合計は、最大で約16億円に上る可能性 ... 続きを読む