医療ニュース
抗生物質が効く仕組みを解明<岡山大・大阪大>
岡山大学は6月16日、同大異分野基礎科学研究所と大阪大学大学院の研究グループが、抗生物質であるアムホテリシン B(AmB)が真菌の細胞膜で形成するイオンチャンネル複合体の構造を明らかにしたと発表した。優れた抗真菌活性をもつAmBは、長年医薬品として重用され ... 続きを読む
「かかりつけ医を育てる」姿勢の重要性強調<日医総研リサーチレポート>
日本医師会総合政策研究機構は6月16日、「かかりつけ医の制度整備について思うこと」と題するリサーチレポートを公表した。レポートでは、OECD各国の外来受診回数と1回当たり医療費(単価)に負の相関があることについて、「1回当たりの医療が高く評価されている ... 続きを読む
出資持分なしが、社団医療法人の6割以上に<厚生労働省>
厚生労働省は先ごろ、最新の医療法人数を公表した。それによると2022年3月31日現在の医療法人総数は57,141法人で、内訳は、財団が367法人、社団が56,774法人だった。また社団のうち37,490法人・66.0%が持分あり、19,284法人・33.7%が持分なしだった。新たに医療 ... 続きを読む
健保組合医療費、2020年度は前年度比4.8%減に<健保連>
健康保険組合連合会(健保連)は先ごろ、2020年度の健保組合医療費の動向に関する調査を公表した。それによると健保組合全体の医療費は4兆4,112億円で、前年度から4.8%・2,235億円減少した。診療区分別にみると、医科入院外が▲6.6%と大きく減少した。次いで、医科 ... 続きを読む
2021年度の決算見込みで、黒字幅が前年より半減<協会けんぽ>
全国健康保険協会は7月1日、2021年度の決算見込みが2,991億円の黒字になったと発表した。黒字は12年連続だが、黒字幅は、新型コロナによる受診控えで保険給付が激減した20年度と比べ、3,192億円・51.6%もの減少を見せた。21年度の収入は、前年度比3.4%増の11兆1, ... 続きを読む
小児コロナ患者への対応について再確認 <厚生労働省>
厚生労働省は6月20日付の事務連絡で、小児の新型コロナウイルス感染症患者では、診察した医師が都道府県・保健所を経由せず、自ら入院の要否や適切な入院先を判断できるような体制構築も重要であることを都道府県、市区町村などに示した。そして、実際に行われてい ... 続きを読む
NCC東病院に隣接、がん患者をサポートするホテル開業 <三井不動産など>
6月20日、三井不動産、三井不動産ホテルマネジメント、国立がん研究センターの三者は、「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」を7月1日に開業すると発表した。同ホテルは、国立がん研究センター東病院(以下、NCC東病院)に隣接し、がん患者と付き添い家族の利 ... 続きを読む
ワクチン企業開発支援や医療DX推進 内閣官房に新ポスト<後藤厚労相>
6月21日、後藤厚労相は閣議後の記者会見で、内閣の承認が得られた厚労省幹部の人事異動について言及。その中で後藤厚労相は、ワクチンや治療薬等の企業開発支援や医療DXを推進するため、大臣官房に「医薬産業振興・医療情報審議官」を新設、7月1日付けで城克文氏( ... 続きを読む
精神障害による労災請求/支給件数が過去最高に<厚生労働省>
厚生労働省は6月24日、2021年度「過労死等の労災補償状況」を公表した。それによると21年度は、過労死等に関する労災請求件数は3,099件で過去最高となったことがわかった。支給決定件数は前年度から1件減って801件だった。精神障害による労災申請は2,346件、うち労 ... 続きを読む
BMI22以上で、乳がんのリスク低<東大病院>
東京大学医学部附属病院は6月7日、BMIと乳がん発生に関する調査研究結果を公表した。同大大学院の研究グループは、レセプト・健診のデータを含む JMDC データベースから、2005年1月~2020年4月までの間、健診でBMIを測定した45歳未満の女性約80万人を抽出。解析の ... 続きを読む