医療ニュース
2021年、病院全体の耐震化率は78.7% <厚生労働省>
厚生労働省は8月26日、2021年の病院の耐震化率が前年よりも1.4ポイント上昇し、78.7%(6,467病院/8,222病院)となったことを明らかにした。うち災害拠点病院及び救命救急センターは、前年比1.0ポイント上昇し、94.6%(729病院/771病院)となり、「平成30年度ま ... 続きを読む
介護給付費、要支援・要介護認定者数が過去最高に<厚生労働省>
厚生労働省は8月31日、2020年度の介護保険事業状況報告を公表した。それによると、2020年度の保険給付(介護給付・予防給付)の費用額は前年度比2,730億円(2.5%)増の11兆542億円、費用額から高齢者の自己負担分を除いた給付費は、2,690億円(2.7%)増の10兆2,31 ... 続きを読む
高血圧症患者向け治療用アプリ、保険収載<CureApp>
株式会社CureAppは9月1日、高血圧症向け治療用アプリ「CureApp HT」について、同日、保険適用が開始したと発表した。今後、医療機関における保険診療の中で「CureApp HT×血圧測定×医師の専門的な指導」による三位一体の6カ月指導プログラム」が高血圧症患者に対し ... 続きを読む
糖尿病性腎症を悪化させるたんぱく質を発見 <日本大学>
日本大学は8月11日、同大とハーバード大の研究グループが、糖尿病性腎症の悪化に関与するたんぱく質を発見したことを明らかにした。研究グループはまず、米国の糖尿病患者754人の、腎機能が保たれている段階での血液検体を使用し、TGF-βシグナル(腎臓の線維化を中 ... 続きを読む
6種のSGLT2阻害薬、腎保護効果は同等<東京大・佐賀大>
東京大学と佐賀大学は8月9日、大規模レセプトデータベースを基にSGLT2阻害薬間での腎保護効果を比較検討した結果を公表した。解析対象としたのは、JMDC Claims Databaseに登録後、4カ月以上が経過してから糖尿病に対しSGLT2阻害薬が処方され、透析治療歴のない12,1 ... 続きを読む
自殺の地域格差を可視化、対策の基礎資料に<九州大学など>
九州大学は8月18日、同大と国立長寿医療研究センターなどから成る研究グループが、自殺対策の基礎資料となる自殺の地域格差を可視化したと発表した。2009〜2018年の自殺統計資料から自殺の割合の高低を数値化し、政策単位(市町村、二次医療圏、都道府県)間の見え ... 続きを読む
医療計画に薬剤師の確保について記載へ<厚生労働省>
厚生労働省の「第8次医療計画に関する検討会」が8月25日に開かれ、医師以外の医療従事者の確保について議論した。そのなかで特に問題視されたのが薬剤師の不足で、厚労省は薬剤師の確保に関する記載を都道府県に求める方針を示した。この件については、「薬剤師の ... 続きを読む
出生コホート 13歳時点で7割に鼻炎症状、8割IgE抗体陽性<国立成育医療研究C>
国立成育医療研究センターは8月24日、同センターが行っている出生コホート研究(成育コホート)のデータ分析結果から、日本(東京)の青少年のアレルギー症状の実態と、湿疹の出現時期や持続経過により併存するアレルギー疾患のリスクが異なることを報告した。成 ... 続きを読む
故障装いX線装置を「修理」した疑義で声明<島津製作所>
島津製作所の子会社である島津メディカルシステムズが、故障を装って医療用X線装置を「修理」し、病院から不正に料金を徴収していたと報道された件で、島津製作所は8月25日、声明を発表した。声明では現在、外部専門家も含め客観的に調査を進めており、事実関係が ... 続きを読む
国内初、遺族ケアのガイドライン <日本サイコオンコロジー学会ほか>
日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会は先ごろ、「遺族ケアガイドライン2022年版」を刊行した。がん等で亡くなった患者の遺族の心理的ケアに関する、日本初のガイドラインとなる。前半では悲嘆や家族・遺族ケアの基礎知識を解説、後半では治 ... 続きを読む