医療ニュース
COVID-19 診療の手引きを改訂 <厚生労働省>
厚生労働省は10月5日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第8.1版」を公表した。今回はインフルエンザとの鑑別や小児の特徴に関する記述を充実、追加した。インフルエンザとの鑑別については、臨床症状のみでの鑑別は困難とし、地域での流行状 ... 続きを読む
高齢者1人当たりの年間介護費、市町村間で最大4倍の開き<筑波大>
筑波大学は9月30日、医学医療系・田宮菜奈子教授らの研究グループが、2019 年度の「介護保険事業状況報告」と「社会・⼈⼝統計体系」のデータを⽤い、市区町村における⾼齢者1⼈当たりの年間介護費の地域差を把握し、その差を説明できる要因を解析した結果を公表 ... 続きを読む
介護医療院の経営、悪化傾向に<福祉医療機構>
福祉医療機構は9月29日、2021年度の介護医療院の経営状況に関するリサーチレポートを公表した。2019年度と比較すると、経常利益率は4.3ポイント減の4.4%、事業利益率は4.5ポイント減の4.0%、赤字施設割合は19.3ポイント増の31.8%となった。利益率減少の要因とし ... 続きを読む
テゼペルマブ、重症・難治喘息治療薬として日本でも承認取得<アストラゼネカ>
アストラゼネカは9月27日、テゼペルマブ(商品名:テゼスパイア皮下注210mgシリンジ)が、既存治療によっても症状をコントロールできない重症または難治喘息患者の治療薬として、日本で承認を取得したことを明らかにした。テゼペルマブは、上皮サイトカインである ... 続きを読む
健保組合、2021年度は825億円の赤字見込み<健保連>
健康保険組合連合会は10月6日、2021年度決算が1,388組合全体で825億円の赤字になるとの見込みを明らかにした。赤字決算となるのは、2013年度以来8年ぶり。保険料収入は8兆2,652億円で、前年度から1.0%増えたが、保険給付費が8.7%増の4兆2,469億円、高齢者等拠出 ... 続きを読む
地域に根差した医師の役割を説明<松本日医会長>
日本医師会の松本吉郎会長は9月28日の定例記者会見で、地域に根差した医師の役割について、日医としての考え方を解説した。松本会長はまず、地域医療について、「内科・外科のみならず、眼科や耳鼻咽喉科などの診療科も必要不可欠である」とした上で、「現状では ... 続きを読む
高齢者において、認知症に誤診され得る発達障害の存在を報告 <熊本大学>
熊本大学は9月27日、高齢者において、認知症に誤診され得る発達障害が存在することを示した調査研究結果を公表した。同大学病院神経精神科の佐々木博之特任助教、同大学院の竹林実教授らの研究グループは、認知症が疑われ熊本大学病院の認知症専門外来に紹介された ... 続きを読む
医薬品の販売ルール、ネット販売で低い遵守率<厚生労働省>
厚生労働省では、薬局・店舗販売業が医薬品の販売に際し、店舗やネット上で消費者に適切な説明を行っているかどうかを調べる「医薬品販売制度実態把握調査」(覆面調査)を実施しているが、9月16日、2021年度の調査結果が公表された。エフェドリンやコデインやなど ... 続きを読む
iPS細胞由来血小板の自己輸血、1年経過後「有害事象なし」<京大病院・CiRA>
京都大学医学部附属病院と京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は9月30日、血小板輸血不応症を合併した再生不良性貧血の患者を対象とするiPS細胞由来血小板の自己輸血に関する臨床研究で、当初予定していた投与後1年を経過し、特に問題がないことが確認されたと発表した ... 続きを読む
介護/介護予防サービス・受給者一人当たりの費用額減少<厚生労働省>
一度でも介護/介護予防サービスを利用したことのある年間実受給者数が、2021年度には638万1,000人で、前年度と比べ16万2,700人・2.6%増えたことが、厚生労働省から9月21日に公表された介護給付費等実態統計でわかった。内訳は介護サービス546万8,700人(前年度比 ... 続きを読む