医療ニュース
発熱外来への診療報酬加算、来年3月まで延長<厚生労働省>
厚生労働省は10月26日の事務連絡で、発熱外来を設置した医療機関が算定できる二類感染症患者入院診療加算(250点)について、要件を見直したうえで、10月末から2023年3月末まで延長すると発表した。算定できるのは、新たに発熱外来を設ける/1週間当たり診療時間を ... 続きを読む
健診データから機械学習で糖尿病発症確率を高精度で推定<大阪大学>
大阪大学は10月11日、機械学習が非常に高い精度で糖尿病の発症確率予測に使えることを世界で初めて明らかにしたと発表した。同大の研究グループは、大阪府国保連合会と大阪府保険者協議会の協力により、個人が特定できないように加工された国保被保険者の健診結果 ... 続きを読む
未就学時のアレルギー症状と思春期のPFASに関連<成育医療研究センター>
国立成育医療研究センターは10月17日、未就学時のアレルギー症状と思春期の花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)との関連を示すコホート研究の結果を公表した。同センターで2003年から一般の小児を対象として行ってきた出生コホート研究における13歳までのデータを検 ... 続きを読む
自殺総合対策大綱 女性への支援強化打ち出す<政府>
政府は10月14日、「自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~」を閣議決定した。 自殺者数は減少傾向にあるものの、依然として年間2万人を超える水準で推移しており、コロナ禍で女性は2年連続の増加、小中高生は過去最多の水 ... 続きを読む
医療法人経営情報のDB化対象は原則「すべての医療法人」<厚生労働省>
医療法人の経営情報を収集、データベース化して政策に活用するという新たな制度について厚生労働省は、その対象を原則、すべての医療法人とする考えを、10月19日に開催された有識者検討会で示した。合理的理由なく対象・対象外を区分すれば、公平性を欠くばかりで ... 続きを読む
子ども医療費助成は「不必要な医療」を増やすおそれ<東京大>
東京大学公共政策大学院は9月30日、地方自治体が実施している子ども医療費の助成に「ゼロ価格効果」が存在することを示す研究結果を公表した。ゼロ価格効果とは、モノやサービスの価格が0円(無料)のほうが、10円などごくわずかな金額よりも需要を大きく増やして ... 続きを読む
アレルギー表示の義務品目に「くるみ」追加でパブコメ募集開始<消費者庁>
消費者庁は10月13日、アレルギー表示の義務品目に「くるみ」を追加する方針について、食品表示法に基づく食品表示基準の改正に向け、パブリックコメントの募集を開始した。11月12日まで受け付ける。「くるみ」は現在、表示が「推奨」される品目だが、即時型食物ア ... 続きを読む
後発品、総価取引の「調整弁」で薬価差拡大、新薬の3倍に<厚生労働省>
厚生労働省は10月12日、有識者による検討会で、医薬品供給の現状や、今後の薬価制度のあり方に関する資料を提出した。それによると、薬価調査における平均乖離率(薬価差)は近年、7~8%で推移し、2021年は7.6%だった。また2021年、「200床未満の病院・診療所」 ... 続きを読む
パルモディア錠、用法・容量などの判断はeGFR値を基に<厚生労働省>
厚生労働省は10月12日、高脂血症治療薬の「ペマフィブラート」(販売名:パルモディア錠)の「使用上の注意」を改訂するよう求める通知を、日本製薬団体連合会に発出した。通知では、禁忌や用法・用量などを、これまでの血清クレアチニン値に代わり、eGFR値を基に ... 続きを読む
紙レセプトの医療機関に向け、マイナ保険証対応システム開発へ<加藤厚労相>
加藤厚労相は10月14日の定例記者会見で、2024年秋にマイナンバーカードと健康保険証を一体化する政府の方針を受け、紙レセプトを使用している医療機関、薬局でもマイナ保険証に対応できる「簡易なシステム」を開発する方針を明らかにした。加藤厚労相は、柔道整復 ... 続きを読む