医療ニュース
2020年度悪性新生物の医療費前年度比、入院は2.6%減<健保連>
健康保険組合連合会は12月7日、1,250組合から提供されたレセプトデータを基に、新生物に関する受診状況や医療費の動向を取りまとめた結果を公表した。それによると、2020年度の疾病医療費総額は3兆491億円で、その12.7%に当たる3,862億円が、新生物11疾患医療費 ... 続きを読む
「HPVワクチン積極勧奨再開否定」を打ち消し<文部科学省>
文部科学省は12月12日、大学医学系学部での薬害問題に対する取り組み状況をまとめた9月の通知を、「補足」する事務連絡を発出した。9月の通知では、大学医学系学部に対し薬害について学ぶ授業を行うよう要請、参考資料として、HPVワクチンの積極勧奨再開に反対して ... 続きを読む
9価HPVワクチンが接種可能となることに「歓迎」<日本産科婦人科学会>
日本産科婦人科学会は12月13日、会員に対して9価HPVワクチンに関する同学会としての考え方を示した。2023年度から、女子の定期接種(12歳~16歳)とキャッチアップ接種(17歳~26歳)に9価HPVワクチン接種が可能となること、また、3回の摂取の途中で、2価・4価HPV ... 続きを読む
介護現場で多く行われ「医行為ではないもの」整理 <厚生労働省>
厚生労働省は12月1日付の通知で、「介護業務の円滑な実施に向けて、医療機関以外の介護現場で実施されることが多い」と考えられる行為で、「原則として医行為ではない」と考えられるものを整理した。具体的には、介護現場でのインスリンの準備・片付け、医薬品使用 ... 続きを読む
コロナ対応の医療機関・薬局から、解熱鎮痛薬購入の相談受付<厚生労働省>
厚生労働省は12月14日、「医療用解熱鎮痛薬等の安定供給に関する相談窓口」を開設した。新型コロナウイルス感染症の患者に対応する医療機関や薬局から、医療用解熱鎮痛薬の購入に関する悩みを受け付ける窓口で、相談は厚労省サイトの専用フォームから送付する。相 ... 続きを読む
母子手帳アプリを通じ、早産児やRSウイルス感染の情報提供開始<アストラゼネカ>
11月28日、アストラゼネカ株式会社は、母子モ株式会社が運営する母子手帳アプリ『母子モ』を通じ、早産児やRSウイルス感染症に関する情報提供を同月11日に開始したことを明らかにした。RSウイルスは、早産児や生まれつき肺や心臓等に疾患を抱える乳児に感染すると ... 続きを読む
オンラインによる、マインドフルネス訓練の有効性を検証<早大>
早稲田大学は12月5日、人間科学学術院の髙橋徹助教と大須理英子教授が、株式会社Melonと、マインドフルネスに関する共同研究を9月より開始したと発表した。うつ・不安症状に対し、オンラインで実施するマインドフルネスのプログラムが有効かどうかを国内で初めて検 ... 続きを読む
「リアルタイムCGM適正使用指針」改訂版を公開<日本糖尿病学会>
2018年12月1日から2機種が保険適用となったリアルタイムCGM(リアルタイム持続グルコース測定)は、施設基準を満たした医療機関でのみ使用可能であり、適用患者も限定されている。またこの12月1日には、2機種のうち「デスクコムG4」の適応が拡大し、原則として間 ... 続きを読む
新規のがん登録者数、コロナ禍前の水準に戻る<国がん>
2020年に初めて減少した新規の院内がん登録者数が、2021年にはコロナ禍前と同程度まで戻ったことが、国立がん研究センターが12月9日に発表した速報値でわかった。がん診療連携拠点病院と小児がん拠点病院で、18年以降継続してデータ提供があった455施設(同6施設) ... 続きを読む
呼吸器ウイルス感染症と子どもの喘息発作の関連を示唆<岡山大>
岡山大学は11月30日、2020年3月の全国一斉休校後、子どもの喘息新規診断数が著しく減少したとする研究結果を公表した。同大の研究グループは、日本最大規模の医療情報データベース「RWD データベース」のデータを用いて、全国一斉休校前後での子どもたちの喘息新規 ... 続きを読む