医療ニュース
腸内細菌由来の酢酸がNAFLD/NASHの病態を抑制<慶應大など>
慶應義塾大学は10月5日、薬学部の長谷耕二教授と医学部の金井隆典教授、京大大学院の木村郁夫教授、オーストラリア連邦科学産業研究機構のJulie M. Clarke博士らを中心とする国際共同研究グループが、腸内細菌由来の酢酸がNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)/NA ... 続きを読む
食物アレルギー診断で、侵襲のない新検査法を研究<国立成育医療研究センター>
国立成育医療研究センターは先ごろ、大矢幸弘・アレルギーセンター長と東大大学院の村田幸久准教授らのグループが、侵襲のない新たな食物アレルギー検査法の臨床研究を行ったと発表した。研究では、卵、牛乳、小麦に対し二重盲検食物経口負荷試験を行った子どもと ... 続きを読む
SGLT2阻害薬の腎保護効果で、新たな知見<川崎医大、横浜市立大など>
川崎医科大学と横浜市立大などの共同研究グループは10月1日、SGLT2阻害薬の腎保護効果について、投与開始時のタンパク尿の有無などに関係なく認められることを明らかにしたと発表した。同薬はすでに、複数のランダム化比較試験で、血糖降下作用とは独立した腎保護 ... 続きを読む
感染症、自然災害に対応する「総合トリアージ・ステーション」を開設 <岡山大学>
岡山大学は10月4日、同大学病院に、発熱・下痢・嘔吐などの症状を有する「感染症疑い」患者の問診や検査、治療ができる「総合トリアージ・ステーション(General Triage Station=GTS)」を新築したと発表した。190平方メートルの建物内に、広い待合スペース、診察 ... 続きを読む
「セリンクロ錠」投与に求められる適切な研修明示 <厚生労働省>
アルコール依存症の治療薬「セリンクロ錠」を保険診療で使用する場合、「適切な研修」を修了した医師等による治療計画の下、心理社会的治療を行うことが必要となる。この「適切な研修」について厚生労働省は10月8日付の事務連絡で、日本アルコール・アディクション ... 続きを読む
インフルエンザ予防接種を推奨する声明発表<日本感染症学会>
日本感染症学会は9月29日、今冬に向けてインフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨する声明を発表した。声明は、インドやバングラデシュなどアジアの亜熱帯地域において2020年後半~2021年夏季にインフルエンザの流行が認められたこと、前シーズン、インフルエン ... 続きを読む
医師から医療関連職へのタスク・シフト/シェアの具体例整理<厚生労働省>
厚生労働省は9月30日、医師から他の医療関係職へのタスク・シフト/シェアについて、業務の具体例や推進に当たっての留意点を各都道府県知事宛に通知、医療機関への周知を依頼した。通知では看護師、助産師、薬剤師、診療放射線技師など12職種に関しタスク・シフト ... 続きを読む
「エンレスト錠」高血圧症の効能追加の承認 <ノバルティスファーマ>
ノバルティス ファーマ株式会社は9月27日、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)「エンレスト錠100mg・200mg」(一般名:サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物)について、従来からの「慢性心不全」に対する効能に加え、「高血圧症」の効能追 ... 続きを読む
AIを用いた電子カルテデータ等の利活用共同研究開始<ノバルティス他>
ノバルティス ファーマ株式会社は9月28日、国立大学法人宮崎大学、株式会社NTTデータと、リアルワールドデータ利活用に向けたデータ解析手法の検証に関する共同研究を開始したことを明らかにした。既存の医療情報データベースを活用して評価できる臨床的な項目は限 ... 続きを読む
産後うつ、産後1年でも約1割の母親に出現<東北大学>
東北大学は9月10日、同大学院医学系研究科の菊地紗耶助教らの研究グループによる、産後うつの長期経過に関する研究結果を公表した。研究グループは、「東北メディカル・メガバンク計画」の三世代コホート調査に参加した 22,493人の妊婦のうち、有効回答が得られた ... 続きを読む